ボンディック、正しくはBONDICと表記しますが、以前はオリエント・エンタプライズ社というところの商品でしたが、今は社名が変わりSpirit Wonderという会社が出している接着剤。
こういった接着剤を、液体プラスチックというふうに言う方もいらっしゃるようです。
溶剤を使わず付属の専用UV、LEDライトで硬化するので、使い勝手が良く、更に進化した「ボンディックエヴォ」になると、持ち手がピストル型で持ちやすく片手でも扱いやすいということで、ファンの間ではとても愛されている商品です。
日常使用するものの接着だけでなく、プラモデルや、アクセサリーを作る方も愛用されているこの商品。
もともとアメリカの歯科技工士の方が作られたもので、歯の補修用に作ったもの。なので口の中に入れても安全な成分で作られています。
付属のライトは電池交換式なので、ライトがつかなくなっても電池さえ交換すればまた使うこともできます。
高校の教科書にも掲載されているこちらの商品について、他に似ている商品はないの?どこで売っているの?
というところや、硬化してしまうと永久的に剥がれないということから、もし間違ってくっついてしまったときの対処法なども調べていきましたので、どうぞご覧ください。
ちなみに接着剤とのりの違いは、接着するものの違いだそうです。(のりは主に紙系、接着剤は金属や木など)
ボンディックに似ている条件は?特徴を確認!
噂のボンディック試した🤗
断面に液体プラスチックを塗って、紫外線ライトを数秒あてるだけで、まじで硬化した!
普通の接着剤でつけたりするより、強度もかなりありそう🙆
これは模活の選択肢がひろがりますわ〜(*´ω`*) pic.twitter.com/ut30gaYeYi
— riu-riu (@riuriu22518298) June 10, 2022
プラスチック工作用おすすめ接着剤
ボンディック#接着剤#ボンディック pic.twitter.com/LTgnI033bg— つかさ (@ts_uka_sa) July 1, 2022
ボンディックの特徴としてはまずその速乾性ではないでしょうか?
専用のライトを使用すれば4秒ほどで固まるということから作業効率も上がる!ということでファンから愛される理由の一つとなっています。
ただし、ボンディックは光の当たる場所でなければ硬化しないので、LEDの光が届かない場所で2つのものをくっつける場合は片方は透明や半透明な、光を通すものである必要があります。
二つ目の特徴としてはその用途の多さ。
穴埋めだけでなく、組立や溶接、修復などもできます。
他にも切り目を接着したり、充填、密閉することができたり、硬化したボンディックの上から重ね塗りすることもできます。
そしてただの接着剤ではなく、ほぼ永久的に接着するそうです。
そして3つ目は使用できる素材の多さではないかと思います。
見た目は透明で防水耐熱。素材も選ばず、プラスチックはもちろん、ゴムや配線、金属、ビニール、皮やセラミック、そして低電力低電圧であれば電気製品の修理などにも使用可能。
また、ボンディックが透明な素材のため、アクリルのカラーパウダーで染色することもできます。
ボンディックの類似品は売ってる?通販を紹介
上記の3つの特徴と、ボンディックと同じように、LEDや紫外線で溶接することができる商品に絞り、上記3つを兼ね備えた商品を探してみたところ、こちらの商品がヒットしました。
ファストキュア
この商品は、付属のUVライトを照射することで約5秒ほどで硬化します。
耐熱性耐水性もあり、硬化後は磨いたり塗ったり、穴を開けることもできるようです。
こちらも様々な素材に使えます。
ですが、こちらの商品を使っているのはどちらかというとアクセサリーを作るときのレジン代わりに使われる方が多いようですね。
5second FIX
こちらの商品も金属、石、セラミックなど使用できる素材がさまざまあります。
低電圧低電力であれば電化製品にも使えるようですね。
こちらもライトが当たらなければ硬化しないので、しっかり光に当てましょう。
切れたコードの修復に使用されている方がいらっしゃいましたが、十分補強されているようです。また、先着した金属の両端におもりをかけて強度を確かめていた方もいらっしゃいましたが、割れることなく、なかなか強度があるようでしたので、ボンディックの代わりとしては十分使用できるかと思います。
Fiber Fix 紫外線硬化型補修材 リペアペン トータルリペア
こちらの商品は使い方としてはボンディックと非常に似ていますね。
素材は樹脂で、紫外線を当てて5秒ほどで硬化するところや、ライトを当てないと硬化しないところ、使える素材も様々で、細かな部分の亀裂、ひび割れにも使えます。
くっつけた跡は透明になり、サンドペーパーで削ったり、塗装もできるようです。
また、紫外線が届かなかったとしても、薄く塗り、強く押し当てることで簡易的にくっつけることもできます。
液だれもし辛く、また匂いもあまりしないようなので、花が良い方はこちらが良いかもしれませんね。
ただ、普通に保管していると中の液が固まってしまうので缶などに入れて保管するのが良さそうです。
ボンディックの剥がし方は?
なめらかな表面についたボンディックであれば剥がすことができます。
公式はスクレーパーを使うことをおすすめしていて、横から削るときれいに剥がれるそうです。そして剥がしきれず残ってしまったボンディックは普通の洗剤で剥がすことができます。
逆にボンディックの場合は、表面がツルツルしているものは接着し辛く剥がれやすいということにもなりますね。
なめらかでない素材の場合はかなり剥がしにくいようです。
ボンディックの場合は一度接着したものを剥がすのはかなり苦労しそうですね。
ですが、肌にくっつくことはないそうなので、「肌にくっついてしまってどうしよう!?」という事態は起きないようです。
ただし、ボンディックの場合は光に当てないと硬化しないので、「間違えた!」というときは光に当てずにすぐに外すと良いのかもしれません。
まとめ
ここまでボンディックについて書いていきましたが、ボンディックの万能さを知ることができました。
普通の接着剤ではくっつかないようなものや、低電力であれば電気製品にも使用できたりするのがすごいですね。
どんな素材にも使える接着剤はありがたいです。
逆に使えないものを上げるほうが簡単なくらい、使える素材や用途が多岐にわたっていたので、なにかくっつけたい!というときはボンディックがあれば良いかもしれません。
ただし、光が通らない者同士をくっつけたり、ツルツルしたものをくっつけるときは、光が通らず上手くくっつかなかったり、くっつかず剥がれてしまう可能性がありますので、光が通る別の半透明な素材に変更したり、ボンディック以外のものを使用したほうが良いかもしれませんね。
また、ボンディックで間違えてくっつけてしまった場合の対処法についても調べていきました。
もしも間違えてくっつけてしまった時のために、ボンディックを使うときはスクレーパーも一緒に準備しておくと安心かもしれませんね。
かなり接着できる素材ですが、人の肌にくっつかないというのは良いですね。
ボンディックの良さを活かしつつ、DIYを楽しんでみてください。