子持ちのご家族では子どもたちのためのお菓子を常備し出かけることがあります。
お菓子の種類も様々ですが、なかでもキャンディは口にしばらく入れられるため、便利で持ち運びしやすいものが適しています。
カバヤのキャンベビーはキャンディのサイズが小さめでパッケージの持ち運び良さから主婦を中心に人気のお菓子でした。
しかし、キャンベビーは2019年頃に販売終了し、現在は入手できません。
人気の商品にも関わらず、なぜカバヤは販売終了したのでしょうか。
今回はキャンベビーの販売終了の理由と似た商品があるか調べてみました。
キャンベビーが販売終了の理由はなぜ?
キャンベビーってもう売ってないんだ😭 pic.twitter.com/DL2GPDELtx
— ヤドン (@ur_angel__) September 10, 2022
キャンベビーが終売となった原因はわからず、カバヤの公式ホームページにはキャンベビーの販売終了の理由は記載されていません。
しかし、菓子メーカーの飴に関する事情をみると下記の2点がキャンベビー販売終了の原因となったといえそうです。
・幼い子どもへの飴に対する懸念
順に説明します。
飴離れとグミブームが起こった
菓子メーカー内で悩まされるようになったのが消費者の飴離れです。
一方、キャンディとは異なり、グミは主にZ世代中心にSNSの投稿もきっかけで人気商品となっています。
2021年頃には過去10年でグミの市場はほぼ倍増したというデータが明治で出ており、口でかんで味わうガムやタブレット菓子市場よりも上回っています。
グミ人気の一方で若者のアメ離れが深刻化!? 女子高生の特別チーム始動【WBS】(テレ東BIZ) – Yahoo!ニュース https://t.co/KJe2s8yEZA
— WBS@テレビ東京 夜10時から放送中(金曜のみ夜11時) (@wbs_tvtokyo) January 24, 2023
グミはブームとなっていて、菓子メーカーのなかにはグミに注力する企業も出てきました。
カバヤの商品も現在2023年1月はキャンディは全4種類、グミは全12種類を生産販売しています。
種類の数を見れば、カバヤが収益をグミに期待していると推測できます。
キャンディ商品からグミの商品に注力するためキャンベビーの生産販売を終了した理由の1つといえるでしょう。
幼い子どもへの飴に対する懸念
未就学児以下の子どもがいる家庭では親御さんが気にすることがあります。
目を離した時や、食事中の子どもたちの誤飲です。
キャンベビーはパッケージやフレーバーをみればわかるよう、子どもを対象にしたキャンディ商品です。
一時は子どもが好むような代表的なテレビアニメキャラクターのパッケージも販売されていました。
しかし、キャンベビーは小さめのサイズの飴ですが、サイズが小さくても誤飲を心配する親御さんもいます。
また、保育園や幼稚園などで持たせるお菓子ではキャンディは禁じられることもあります。
施設側は誤飲の事故を防ぐため、キャンディやガムなどの口の中にしばらく留まらせるお菓子は持たせないように注意を促しています。
以上の見解から親御さんの飴離れもあり、キャンベビーの販売終了の理由の1つと考えられます。
今度保育園の行事でお菓子持参する日があるんだけど、お菓子(2~3個)ってどんなお菓子持って行けばいいんだ。2歳児のお菓子ってなに。チョコや飴は不可って書いてた。駄菓子?w
— おはる (@0302_0902) October 27, 2020
キャンベビーの口コミ評判を調査
キャンベビーの概要は下記の通りですが、購入した人たちの感想はいかがなのでしょうか。
・製品:フルーツキャンディ
・特徴:
・小粒の飴
・緑茶ポリフェノール入り
・味:3種(グレープ味・ミカン味・青リンゴ味)
・容量:32g
良い口コミ、悪い口コミの両方をご紹介します。
良い口コミ
・我が子が好んで頻繁に買う
・持ち運びしやすい
・パッケージのデザインがかわいい
パッケージはさまざまな種類のデザインが販売され、2015年にはガチャポンの形をしたパッケージもあり、大人までも魅了しました。
なかには「プレゼントとしてキャンベビーを渡した」などの口コミがあり、おしゃれな印象のある製品です。
キャンベビーめーっけ!!!! pic.twitter.com/TQCiNMNzP1
— ヒノッチ (@hinopika) September 9, 2015
飴玉の大きさが子どもが飲み込んでも安心できるとのことで、人気の商品です。
悪い口コミ
・とけて数粒がまとまり固まることがある
子ども向けのため、子どもの食べる量を考え作られた製品のため、内容量が少なめのため、すぐなってしまうことは当然です。
飴は温度や保存状態によっては溶けてしまい、くっつくことがあります。
小粒の飴が1つのパッケージに個包装されず入っているので、製品上起こり得る問題といえます。
キャンベビーの代わりの類似品を紹介
販売終了となったキャンベビーですが、代わりとなる製品はあるのでしょうか。
キャンベビーの特徴は下記の通りです。
・子どもに安心して食べさせられるキャンディ
・持ち運びしやすい
・小粒で食べやすい飴
残念ながら上記すべての特徴の捉えた商品はほぼありませんでした。
しかし、下記が一部特徴を捉えているため、類似品としてご紹介します。
・チョコル 小粒宝石キャンディ
ロッテ 奥歯でかめるようになる2歳頃から XYLITOLタブレット
・製品:タブレット菓子
・特徴:
・アレルギー物質27品目は不使用
・甘味料はキシリトールのみ使用
・直径1.5cm、中央に穴があるためかみ砕きやすい
・パッケージはしまじろうのイラストでチャック付き
・主な原材料:食物繊維・甘味料(キシリトール)・乳化剤など
・味:2種類(グレープ味・いちご味)
・内容量:30g/袋
タブレットですが、子どもに安心して与えられる製品と考えられます。
製品名の通り、子どもは2歳以上で歯が使える子が対象ですが、対象の子どもには安心して食べさせられる製品です。
パッケージは子どもに馴染みのあるキャラクターで、持ち運びもしやすいため、キャンベビーと類似品といえます。
チョコル 小粒宝石キャンディ
・製品:フルーツキャンディ
・特徴:
・小粒の飴玉
・個包装のため配布や持ち運びしやすい
・主な原材料:砂糖・水あめ・酸味料・香料など
・味:4種類(いちご味・レモン味・オレンジ味・りんご味)
・内容量:1kg/袋※業務用のため
フルーツキャンディで1粒が小さいサイズのため、類似品といえます。
口コミでは子どもにも食べさせやすいというものがごく1部ありましたが、大半は大人が食べているようです。
口コミで子どもに食べさせる様子が少ないため、未就学児の子どもには大きめである可能性があります。
持ち運びしやすく、サイズが小さめという点では類似品といえます。
まとめ
キャンベビーの販売終了の理由と類似品についても紹介しましたがいかがだったでしょうか。
菓子メーカー全体のブームなどもあり、キャンベビーは販売終了となっています。
飴離れが起こるなか、残念ながらキャンディの種類は今後少なくなる傾向にあります。
今回ご紹介した類似品はキャンベビーの特徴全てと一致しませんが、参考になれば幸いです。