コスモボールミニはNECライティング株式会社(現・株式会社ホタルクス)が販売していた電球です。
ミニクリプトン電球(外径35mm/全長67mm)とほぼ同じサイズとなっています。
概要としては下記の通りです。
・外径38mm / 全長:86mm
・W数が40wと60wの2種あり。
・色は電球色、昼白色、昼光色の3色あり
電球の形をした蛍光灯で、白熱電球よりも寿命が長く、電球の寿命は一般的なミニクリプトン電球の約4倍です。
NEC 電球形蛍光灯 コスモボールミニ ミニクリプトン電球 60W相当タイプ D15形 電球色 EFD15EL/11-E17-C3C-2P 2個入り https://t.co/4ADEKTFcgh pic.twitter.com/eBKnlKLFG0
— 欲しいをみつめるネットストア (@wishsto92821256) July 26, 2016
価格もお手頃だった為、家庭内の電球として重宝されていました。
また、E17口金の電球は多種多様な室内照明器具が生み出された1980年代に生産され始めた電球です。
コスモボールミニはE17口金で、寿命の長い電球なので家庭には有難い存在となります。
さて、そんなコスモボールミニは販売終了になったのでしょうか。
販売終了の理由と口コミや代替品はあるのかも含めご紹介していきます。
コスモボールミニは生産終了?理由はなぜ?
コスモボールミニの生産終了の理由は家電業界の大きな流れと企業の方針転換にあります。
順に説明していきます。
家電業界の大きな流れ
近年電球はLED電球が販売される様になりました。
照明を1日10時間使用を仮定した場合、白熱電球ならば3カ月-6カ月、蛍光灯は約3年7カ月、LEDは約11年保ちます。
また、消費電力も低い為、長寿命の点も含め国がLEDライトの対応を勧めています。
2000年代の後半以降、LED電球や照明器具が生産し販売され始めました。
結果、家電量販店でも白熱電球、蛍光灯よりもLED電球の販売箇所が徐々に広くなりました。
節電効果で注目を集めるLED電球の販売数が6月、初めて白熱電球を上回りました。5月が白熱43.0%、LED37.2%だったのに対し、6月はLED43.5%、白熱38.2%。震災後、停電を経験した関東地区を中心に売れ行きが加速し、販売数が2倍以上に増えたそうです。 #jishin
— 朝日新聞社会部 (@Asahi_Shakai) July 7, 2011
コスモボールミニは国の方針でのLED電球普及が、生産終了の一因となった可能性があります。
企業の方針転換
コスモボールミニはNECライティング株式会社が販売していましたが、2019年4月1日づけで照明の全事業を株式会社ホタルクスが新会社として引き継ぐこととなりました。
現在株式会社ホタルクスでは、白熱電球は販売しています。
しかし、企業の公式HP内の商品紹介ページでは、家庭用の交換可能な電球や蛍光灯に関しては種類が多くありません。
HP内の企業メッセージではLEDや有機ELに着目していることが述べられています。
企業の方針変更によって蛍光灯電球であったコスモボールミニは生産終了となった可能性もあります。
NECも東芝と同じ展開になってんだなぁ
>株式会社ホタルクスは、2019年4月1日付でNECライティング株式会社より全ての事業を受け継ぎ、誕生しました。— ブレブ@βlαgh (@dee2p) November 3, 2019
コスモボールミニの口コミ評判は?
実際使用したことのある人からはどんな評判があったのでしょうか。
口コミをみていこうと思います。
良い口コミ
まずは良い評価からみていきましょう。
・寿命が長い
・品物代・電気代のコスパが良い
値段についてはLED電球に比較したコメントが多く、「寿命が長いからわざわざLEDまで購入する必要はない」という声もありました。
また、節電につながり、電気代もおさえられたという声もあります。
@kaz_Labo 我が家の天井の照明は17Eの電球が4つ。4つで5千円以下で替えるようになったら、買いたいな。 壁の照明は調光しないのですが、先日省エネのためにコスモボールミニに替えたばかり。これで電気代1/5。十分・十分。水槽はホタルックです。
— Hajime (@hajimesan) May 30, 2010
悪い口コミ
さて、悪い評判はあるのでしょうか。
みていきましょう。
・電球が焦げた
「リビングで使ったが半年でつかなくなった」との声がありました。
また、「使っているうちに煙が出た」「電球が焦げて使えなくなった」という声がありました。
焦げることがなく、寿命が短くなるというものはごく一部であり、また付けていた照明器具に問題がある可能性があります。
実家の電球型蛍光灯(E17口金)、切れたので見たら焦げてるなあ。切れるのは良いけど燃えるのは勘弁。支那製だがNECのコスモボールミニという製品。次はLEDにしてみるか。 pic.twitter.com/w5bmsKsq93
— ecd102 (@ecd102) November 1, 2015
「焦げ」「発煙」については通常の電球では起こり得ないことですが、可能性として考えられるのは照明器具の耐えられるワット数と購入した電球のワット数が合わなかった点です。
この場合、ソケットと電球で過熱が起こり、電球とソケットの接点が黒くなることがあります。
スーパーの売り場で検索してよくわからず、
あとから落ち着いて検索したら
「定格消費電力40Wの照明器具に、60Wの電球を使用すると過熱により、照明器具の変形や火災の恐れがあります。照明器具の劣化が早めますので使用してはいけません」と…
また買いにいかないとな
勉強になった…— E (@e_a3x) January 15, 2022
また、密閉する照明器具は避ける様に使用上の注意には記載があります。
取り付け箇所については使用上の注意を確認した上で行えば、問題は防げます。
コスモボールミニの代替品(類似品)を紹介!通販
代替品(類似品)はあるのでしょうか。
またネット通販等で買えるのでしょうか。
コスモボールミニの代わりに使用する電球は下記の特徴と注意点があります。
・電球寿命が長い
・コスパが良い
【注意点】
・E17口金でw数が同じ
上記の特徴、注意点をもつ電球が下記の2つで、代替品(類似品)として使用することができます。
・パナソニック LED電球 プレミア 口金直径17mm 全方向タイプ
・アイリスオーヤマ LED電球 E17 広配光
電球形蛍光灯は販売終了するメーカーが多いため、LED電球をご紹介します。
かつ方向も広い範囲を照らす商品をあげました。
ただし、購入や使用をご検討する場合、必ず電球、及び照明器具の使用上の注意を確認するようにしてください。
パナソニック LED電球 プレミア 口金直径17mm 全方向タイプ
サイズ等の概要は下記の通りです
・外径35mm/全長:67mm
・電球寿命40,000時間
・40w形・60w形2種あり
・電球色、昼白色、昼光色の3色あり
・密閉型器具への取り付け可能
電球寿命はLEDライトのため長めです。
大きさもミニクリプトン電球(外径35mm/全長67mm)と同じなので、コスモボールミニの代替品として使用できます。
アイリスオーヤマ LED電球 E17 広配光
・電球寿命20,000時間
・40w形・60w形2種あり
・電球色、昼白色の2色あり
・密閉型器具は照明器具によっては取り付け不可
ミニクリプトン電球と比べ長さが多少ありますが、電球の大きさが小ぶりです。
LEDならではの電球寿命は魅力となっています。
密閉型照明器具については照明器具の取り扱いを注意して取り付ける必要があります。
40W、60Wともに最も安く購入できるネット通販はAmazonでした。
40Wは価格(送料無料)は税込1,137円です。
60Wは価格(送料無料)1,188円です。
送料も無料で他の通販サイトでは1,200円を超えてしまうことが多い中、安いです。
まとめ
コスモボールミニの販売終了の理由、評判と代替品(類似品)についてご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
電気業界の流れとして今後は電球の商品のあり方も変わる可能性もありますね。
今までコスモボールミニを使用されていた方や、電球について買い替えを検討されている方のご参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。