ダイハツディーゼルNHN株式会社の最大のヒット機種だった、ドアクローザー「NHN」。
今回紹介するNHN53は、その「NHNシリーズ」の1つです。
このドアクローザーは、戸建の玄関ドアの他にも、アルミドアやスチールドアなどに多く使用されていました。
会社が2009年2月に倒産してしまい、その後生産されることがなくなってしまった商品です。
ドアクローザーの寿命は約15年と言われています。
「NHN」を利用されている方の中にはそろそろ交換を考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、
・「NHN」の代替品について
・「NHN」の代替品の取り付け方
についてご紹介します。
通販での販売がされているサイトもご紹介しますので、最後までご覧ください。
ドアクローザーnhn53の特徴は?
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そもそもドアクローザーをご存知でしょうか?
ドアクローザーは、ドアの上部に設置されている、ドアを自動的にゆっくり閉める装置のことです。
この装置には、指はさみなどの怪我の防止や、ドアが閉まる衝撃を和らげて建物やドアの損傷を防止する役目があります。
商品名のNHNは、おそらく社名からとったのではないでしょうか。
NHNの由来なども調べましたが会社が解散してしまっているので、確認ができませんでした。
NHN53の「53」は、サイズを表しています。
扉につける直方体の両端についているねじ穴からねじ穴までの距離が、208mmの商品です。
また、NHN53のあとに「S」や「SP」等と分類されています。
Sは標準型(スタンダード型)、SPはパラレル型の商品です。
スタンダード型は手前に引いて開ける扉に取り付け、パラレル型は押し開ける扉に取り付けます。
似たような商品が、NHN153SやNHN153SPです。
53の前に”1”がつくとストップ付きの商品で、90度程度ドアが開くと自動的に止めてくれる機能が付きます。
荷物の出し入れなどを頻繁に行う場合などに、とても便利な機能ですよね。
毎回止まってしまうので、毎回止まってイライラする方はストップなしを選ばれると良いかもしれません。
ドアクローザーnhn53の取り付け方は?
ドアクローザーの交換は難しそうと思われている方も多いかもしれません。
ですが、自分でいざやってみると意外と簡単にできてしまうそうですよ。
今日は日曜大工DIYで一汗。
ドアクローザーの交換を自分でやってみた🚪
もう30年くらい経っててオイル漏れしてて開閉制御効かなくなってるから汎用品を調べて取り寄せて説明書やYouTube見ながらやってみたらそんなに難しくなかった✨
素人でもできる範囲なら弄るの好きだからバイクメンテの応用🔧 pic.twitter.com/BowCp2clP1— 隆@併記は免許更新待ち🔰 (@ryu_baikugasuki) September 12, 2021
こちらのツイートのように、ネットなどで調べながらやってみると意外と簡単だったといった声もありました。
一番大変なのは交換機種を選ぶところだそうです。
そこさえしっかりクリアすれば自分でも交換可能なようですね。
因みに、スタンダード型とパラレル型の違いはズバリ「扉の開く方向」と「アームの位置」です。
スタンダード型 | パラレル型 | |
扉の開き方 | 手前に引いて開ける | 押し開ける |
アームの位置 | 扉に対して垂直(90度) | 扉に対して平行 |
スタンダード型の場合、ドアの開く方向に取り付けます。
アームはドアに対して垂直(90度)です。
こちらの良い点は室外に取り付けるため、室外に本体があり室内の見た目はすっきりしています。
パラレル型は、ドアの開く方向とは逆方向に取り付ける商品です。
アームはドアに対して、平行になっています。
室内に取りつけますので、雨風やほこりの影響を受けにくいです。
型が合わないと動かなくなったり開かなくなったりします。
ですので、今使われているものと同じものを選べば安心ですね。
わかりやすいように、ドアが開く向きを統一して並べてみた。
ドアが開く側に付けるドアクローザーががスタンダード型。主に部屋に使う。
ドアが開く側と反対側に付けるドアクローザーががパラレル型。主に玄関の扉に使う。
こちらから見て左に開くのが左開き、右に開くのが右開き。 pic.twitter.com/DGwu4WGvpB— ざ! (@za485__) November 11, 2018
こちらの画像ですと、向かって右側がスタンダード型、左側がパラレル型となっています。
ちなみに扉の開き方は左右ありますが、ドアクローザーは左右兼用となっていますので心配ありません。
以下が、取り付ける際の手順です。
②ドアにクローザー本体を取り付けるための長方形の金属板を取り付ける
③本体を先ほどドアにつけた金属板に取り付ける
④ブラケット(扉側につける金属の板)を取り付ける
⑤ブラケット側のアームを取り付ける
⑥本体から出ているアームとブラケット側から出ているアームを取り付ける
ただし、選んだ機種、型によっては取り付け方が異なります。
説明書をよく読んで確認してくださいね。
ドアクローザーnhn53の代替品(類似品)を紹介!通販は?
会社が解散し、その後は橋田技研工業がドアクローザーの生産、販売をしていました。
ですが、NHN社が生産していたようなドアクローザーは現在取り扱っていないようです。
代わりに大鳥機工株式会社や、リョービ株式会社などが代替品を取り扱っていました。
そちらをご紹介します。
大鳥機工株式会社での代替品
以下のような通販サイトで販売されていました。
・モノタロウ
・ヤフーショッピング
本体には必ず取替用置換板が必要です。
この板があるおかげで扉を加工することなくドアクローザーを取り付けることができます。
リョービ株式会社の代替品
以下のような通販サイトで販売されていました。
・Amazon
・モノタロウ
リョービ株式会社が出している代替品は、ねじ位置などの調整が可能なドアクローザーです。
現状のドアクローザーの取り付け位置やねじの間隔が適応範囲内であれば、メーカー問わず交換が可能とされています。
穴の位置が対応外だった場合取り付けができなくなってしまいますので、穴の位置は確認しておきましょう。
ただし、こちらの商品は手前に引いて扉を開ける、スタンダード型には対応していません。
NHN53Sの方はDIA103+53S用取換用置換板になるかと思います。
また、どうしても自分が使っているタイプのドアクローザーが分からない方もいらっしゃるかもしれません。
写真2枚で交換機種を選定してくれるサービスもありますので、不安な方はこちらから確認できますよ。
☆交換用ドアクローザの見積もりは無料です^^https://t.co/4GcFr89kbY
— Dr.クローザー (@Drcloser01) August 28, 2017
まとめ
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ドアクローザーNHN53について、今回は以下の内容について調べました。
・NHN53はどのような商品なのか
・NHN53の代替品について
・NHN53の代替品を取り扱っている通販サイト
押して開けるタイプの扉と引いて開けるタイプの扉で利用できる代替品が変わるため、注意が必要ですね。
ドアクローザーは業者に頼んでプロに任せることも可能ですが、自身で交換することも可能です。
業者に頼むよりも低コストで取り替えることができますよ。
ただし、商品をご自身で発注する際は、ご自身が使っているドアクローザーのタイプやサイズの確認が必要です。
タイプによって選べる代替品も変わるので、今使用しているものをしっかり確認してくださいね。
もし迷われた際はプロに頼むという選択肢もあります。
ドアの調子が最近おかしいと思われた方は気軽に相談されてみてくださいね。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。