皮膚の病気には様々なものがあります。
虫刺されやかゆみなどの簡易のものから、重大なものまで多種多様です。
乾癬や魚鱗癬などの症状に悩まされる人もいるかと思いますが、その場合に「マキサカルシトール軟膏」を利用している人もいるでしょう。
このマキサカルシトール軟膏ですが、販売中止といった噂が立っているよう。
マキサカルシトール軟膏は販売中止になっているのかどうか、気になっている人もいるかと思います。
ということでこの記事では、
・マキサカルシトール軟膏が販売中止した理由は?
・マキサカルシトール軟膏と似た薬はある?
についてまとめてきました。
マキサカルシトール軟膏は活性型ビタミンD3誘導体で、乾癬や魚鱗癬などの症状を改善する薬です。
マキサカルシトール軟膏はいくつかの会社から発売されていますが、ほとんどの会社において製造過程などの問題から販売中止しています。
マキサカルシトール軟膏と似た薬は、「オキサロール」や「チガソン」など。
医薬品の情報サイトや口コミサイト、SNSなどの情報をもとにまとめてきましたので、乾癬や魚鱗癬などの症状がある方はぜひ続きをご覧ください。
マキサカルシトール軟膏の特徴は?
くろかーさんのお言葉 RT:足の匂いもいい皮膚科に行けば軟膏でどうにかなるみたいね 名前なんだったかな うちの門前はマキサカルシトール軟膏とか出してる
腋臭って病気だからちゃんと治療しようと思えば出来るんじゃなかろか いい皮膚科に行かないと意味ない気もするけど— インムウェイ (@tatara_nonoji) June 10, 2015
マキサカルシトール軟膏には販売中止の噂がります。
そもそも、マキサカルシトール軟膏とはどんな薬なのでしょうか?
マキサカルシトール軟膏は、活性型ビタミンD3誘導体の成分を配合しており、乾癬や魚鱗癬などを改善してくれる薬です。
効能、効果
マキサカルシトール軟膏の効能や効果は、以下の通りです。
・魚鱗癬群
・掌蹠角化症
・掌蹠膿疱症
用法、用量
マキサカルシトール軟膏は、1日に2回患部に塗ります。
1日の使用量は250μgまでとし、効果は6週目前後にまでに現れるケースが多いです。
副作用
マキサカルシトール軟膏の副作用には、以下のものがあります。
・急性腎障害
・血中カルシウム増加
・発信、湿疹
異常が出た場合にはすぐに薬の使用を中止してください。
と、以上がマキサカルシトール軟膏の効能や効果、副作用などです。
決められた用法や副作用に十分注意して使用する必要があります。
マキサカルシトール軟膏が売ってないけど販売中止?理由は?
午前皮膚科に徃き藥を乞ふ。兩掌中央付近と指つけ根の皮膚象皮の如く硬くなりて從來の藥浸透せず。マキサカルシトール軟膏とマイアロン軟膏の混合藥を處方されしが藥效なき塲合は皮膚の表面を削る外なしと院長の談なり。面積はごく僅なれば效驗なき時は諦めて放置することゝす。
— 永井荷風 (@kafu_nagai) July 2, 2018
皮膚の乾癬や魚鱗癬群を改善するマキサカルシトール軟膏。
では、なぜマキサカルシトール軟膏は販売中止してしまったのか?
マキサカルシトール軟膏は、製造過程の問題から販売中止になりました。
マキサカルシトール軟膏は、もともと多数のメーカーが製造していた薬。
ただ、そのほとんどのメーカーにおいて販売を中止しています。
サンファーマ株式会社が製造する「マキサカルシトール軟膏 PP」については、「諸般の事情」により販売終了に。
高田製薬株式会社の「マキサカルシトール軟膏 タカタ」は、原料が中外製薬のものを特許侵害するとして訴訟を受け、その後安定供給が難しいということから販売中止されました。
岩城製薬株式会社が販売する「マキサカルシトール軟膏 イワキ」は、出荷試験で規格通りの薬が作れないことから販売中止になっています。
長生堂製薬株式会社が製造する「マキサカルシトール軟膏 CH」が販売中止になったのは、他社の限定出荷などの影響。
このようにマキサカルシトール軟膏は多数のメーカーのものが、製造に関する問題などを理由に販売中止などの措置を取っています。
マキサカルシトール軟膏の代替品や類似品を紹介
いくつかのメーカーのものが販売中止になっているマキサカルシトール軟膏。
販売中止になっていると手に入りづらいですが、代替薬がいくつか存在します。
オキサロール
マキサカルシトール軟膏と似た成分を使った薬で、皮膚の症状を改善します。
マキサカルシトール軟膏と同じく、血中カルシウムが上昇する恐れがあり、高カルシウム結晶や急性腎障害などの副作用があります。
チガソン
乾癬などの角化異常症に使われる薬。
ビタミンAの誘導体です。
ビタミンAの効き目を強め、皮膚の角質を抑えてくれます。
と、以上が、マキサカルシトール軟膏と似ている薬です。
ただしこれら薬は医師によって処方される薬であり、使用する時は医師の診断や指示に従って利用しましょう。
まとめ
皮膚の乾癬や魚鱗癬群に使われるマキサカルシトール軟膏が、販売中止といった噂についてまとめてきました。
○今回のまとめ!○
・マキサカルシトール軟膏は、いくつかのメーカーで販売していたが、製造過程などの問題から販売中止している
・マキサカルシトール軟膏と似ている薬は、「オキサロール」や「チガソン」などがある
マキサカルシトール軟膏は皮膚の症状を改善できる薬として多くの人が利用していたようです。
いくつかのメーカーから発売されていましたが、ほとんどが販売中止になっていて残念です。
代わりとなる薬がいくつかあるので、そちらを利用するのもありかもしれません。
では、ここまでご覧いただきありがとうございました。