アクリノール湿布の代替品を調査!販売停止した理由も気になる

あの黄色い色をしたアクリノール消毒が販売停止?
今後どうしたらいいの?怪我したときのお助けアイテムだったのに(:_;)、

と思ったあなた!

今回は、話題のアクリノール湿布や代替品について

・アクリノール消毒液が販売停止した理由はなぜ?
・アクリノール湿布の代替品は売ってる?

以上について、公式ホームページやSNSなどから調査しました!

製造・販売会社のホームページには、販売が停止となった理由が書かれていません。
しかし、調査していくと代替品が販売されていたので紹介します!

アクリノール消毒液が販売停止した理由はなぜ?

2018年頃からアクリノールを製造販売している薬品会社は、アクリノール販売の停止を発表しました。しかし、販売停止の理由についてはハッキリと述べられていません。

ホームページや研究発表などから、販売停止の理由を考えてみましょう。

販売停止の発表内容

① 各社ホームページから、以下のような文言で販売停止を発表しました。

・諸事情により・・・。
・現在所有している製造原料が無くなったら販売を中止。
・在庫が無くなったら販売を中止。

② A医院長から関係者へのお知らせには
・原材料の確保が困難。

① ②の内容から、アクリノールを製造販売しようとする意思がうかがえます。
薬害などの問題は無いようです。

アクリノールの特徴・特性

100年以上も前から、改良されつつ使われている薬です。

・アクリジン系の殺菌薬で黄色ブドウ球菌や大腸菌、カンジダなどに有効。
・おもにケガやうがい、耳鼻科、婦人科、歯科などで使われる。
・下痢止め、水産、家畜などにも使用できる。
・消毒薬の中では低水準に分類。
・他の薬と比べると、効く菌の数が少ない。
・アクリノールを浸した綿球の使用期限は短い(室温で24時間以内の使用が好ましい)。
・黄色く着色し、色が落ちにくい。
・リバノールはアクリノールの別名。
・製品自体の汚染の報告あり。

このような研究もあります。

アクリノールの研究発表

“アクリノール湿布の効果を示す知見は得られなかった.”
引用元:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnas/3/1/3_58/_pdf/-char/ja

この研究は、「薬剤漏出による皮膚組織傷害に対して」でした。
傷口の状況や場所、アクリノール濃度・分量・使用期間、使用時点の消毒液の品質、消毒方法、傷口の管理などで効果も変わってくるので、いくつか実証データから検証も必要ですね。
しかしながら現在は、良く効く新薬がたくさん販売されています。医療界ではアクリノールが第一選択薬とならず、それが販売停止の諸事情になり得るかも知れません。

SNS上で、アクリノール販売中止を心配する声がたくさんありました。
・アクリノールを普段から愛用している方は、とくに心配ですよね(:_;)

では、続けて見ていきましょう!

アクリノール湿布の代替品は売ってる?

一般向け商品アクリノール液Pは、継続して販売されていました。
また、調査して見付けた「アクリノール湿布の代替品」を会社別に紹介します!(2022年2月現在)

健栄製薬

アクリノール液P(一般向け商品)

こちらは液体なので、消毒液として、湿布として、など多くの用途で使えます。
では、健栄製薬ホームページを元に使い方を確認しましょう!

●どんな傷に効果があるか?
” 切傷、すり傷、さし傷、かき傷、靴ずれ、創傷面の殺菌・消毒 ”
と書かれています。

●使い方
1日に数回患部にアクリノール液Pを塗布するか、浸したガーゼを傷にあてます。
そして、絆創膏や包帯で固定しましょう。

 ●注意点
・清潔な手で作業をしましょう。
・傷が深い場合や広い場合は病院へ行きましょう。
・患部の状態により、一日に複数回消毒をしたり、ガーゼ交換を行ったりしてください。
・水にぬれたり汚れたりしたら交換しましょう。
・悪化や5〜6日たっても良くならない場合は、病院へ行きましょう。
・服がアクリノールで汚れないように、気を付けましょう。
引用元:健栄製薬ホームページ

※ その他にも細かい注意が書かれているので、必ず使用上の注意をお読み下さい!

 

玉川衛材

アクリノールはリバノールとも言います。
新リバガーゼ

リバノールの名前からリバを取ってリバガーゼです! リバガーゼを改良した商品です。

ここで、SNSからアクリノールを愛用している方の声をご紹介!
・傷テープにアクリノールをしみこませた商品も多いですね~!

その他、代替の薬液

健栄製薬さんは、2018 年 10 月 11 日に販売停止を発表したとき、
以下の代替品を提案されていました!

“類似の効能・効果を有する品目
オキシドール、複方ヨード・グリセリン、ポビドンヨード含嗽剤、ベンザルコニウム塩化物液、ヨードチンキ 等”
引用元:ケンコー販売停止のご案内『https://www.kenei-pharm.com/cms/wp-content/uploads/2016/11/4327fc4e21d15c751ed3d098eb0ed424-2.pdf』

※消毒液として、アクリノールの代替になります。

みなさん!アクリノール湿布の代替品はありましたね♪
紹介した以外にも、代替品があるので安心です!
ドラッグストアの薬剤師さんに聞いたり、使用上の注意をよく読んだりして使用しましょう!

まとめ

お馴染のお助けアイテム「アクリノール湿布」について調べました。

・アクリノール消毒液が販売停止した理由はなぜ?
・アクリノール湿布の代替品は売ってる?

医療向けアクリノールが、販売中止になった理由はハッキリ分かりませんでした。
しかし、一般向けアクリノール液P は継続して販売されています。アクリノールを愛用されている方は安心ですね。
傷が良くならない場合は、迷わず受診してください。どうか、早く治りますように!