甘ったれうどんが販売終了の理由はなぜ?類似品を紹介

甘ったれうどんは宮城県の特産品です。
一時期、話題となり宮城県現地で味わうだけでなく、購入して食べたことのある人もいるでしょう。
生たまごのとろみと、甘いタレをからた味がやみつきになるうどんです。
味の良さから購入する人がいました。
しかし、甘ったれうどんは販売が終了してしまいました。
なぜ販売終了となったのでしょうか。
今回は甘ったれうどんの販売終了の理由と似た麺商品があるか調べてみました。

甘ったれうどんが販売終了の理由はなぜ?

甘ったれうどんは宮城県にある、「高野本店」という製麺メーカーの商品です。
理由は企業の公式サイトに記載されていないため、明確にはわかりません。
推測されるのは下記2点です。

・ブーム終息を期に販売終了
・メーカーが他の商品を特産品として注目したため

順に説明していきます。
なお、2022年11月現在、メーカー公式サイトは2016年頃より更新されていません。
サイト内での問い合わせフォームなどは使用できない状態となっています。
公式フェイスブックでは2020年8月に自己紹介は更新されていますが、投稿は2016年までです。
グルメサイトでは掲載保留の対象となっています。
2016年頃までの情報をもとに調べ、理由を推測しました。

ブーム終息を期に販売終了

理由として考えられる1点目はブームが終息したため、販売を終了したと考えられます。
甘ったれうどんは2009年にテレビ番組で味の良さから取りあげられ、注目が集まりました。
高野本店は上場しておらず、人数は不明ですが、大企業ではないようです。

2009年に紹介された後、2010年まで時々テレビ番組で紹介され、人気となりました。
一時期はホームページが繋がらない状態までになっています。
数ヶ月待ちで手に入れた人もいるほど注文が殺到しました。
しかし、2016年10月末頃にはネット販売を終了し、公式サイトには販売終了と記載されています。

企業の規模からブームが去った後、経営上、継続的に製造販売を続けるべきでないと判断した可能性があります。

メーカーが他の商品を特産品として注目したため

2016年更新時のメーカー公式サイトでは、メインの特産品として白石温麺(しろいしうーめん)を販売しています。
白石温麺は製造中に油を使用しないうどんです。

400年前に、胃を患った父のために息子がとある僧侶からレシピを聞き、父に食べさせたという逸話があります。
宮城県白石市でのお話で、特産品となっています。

胃の悪い人が食べても問題ないほど体にやさしいうどんです。
高野本店は健康によく、また、特産品である白石温麺を多くの人に販売すべく、製造販売を白石温麺に力を注いだと考えられます。
結果、甘ったれうどんを販売終了したと推測されます。

甘ったれうどんの口コミ評判を調査

一時期話題となりましたが、味の評判をみていきましょう。
すでに販売終了となっているため、調べられる口コミ評価は限られています。
良い口コミ、悪い口コミの両方をご紹介していきます。

良い口コミ

・たまごかけご飯の感覚で食べれる
・作りやすい
・伊勢うどんに似ている
・甘さがちょうどいい

味に評判がありました。
作りやすさも良い点です。
沸騰したお湯で茹でて、つゆを薄めずかけるだけで完成します。
細麺でからめやすく、たまごとのとろみが調和する商品です。

悪い口コミ

・関西の人の口には合わない
・麺が太い方がいい
・リピート買いしたいほどの味ではない

味が濃いめのため、東北や関東の人向けの味という口コミがみられました。
また、細麺で味をからめる点が売りなのですが、食べ応えを求める人には物足りなさが感じられるようです。
テレビ番組の紹介で興味を持ち、購入した人のなかには想像とは違ったという声もありました。

うどんは関東と関西では味がまったく異なるので、味の好みがわかれるのは仕方のないことです。
もともと東北地方のメーカーの商品のため、東のエリアよりの味になってしまいます。

また、テレビ番組でとりあげられたため、過度に期待してしまった視聴者もいたようです。
味に対し、厳しめに評価されてしまったといえます。
味に関しては個人差もあります。
SNS上では恋しく思う声もありました。

甘ったれうどんに似てる類似品を紹介

似ている麺商品などは他社で販売されているのでしょうか。
甘ったれうどんの概要と特徴は下記の通りでした。

【概要】
・麺は北海道産小麦を使用
・麺が細麺
・つゆの味のもととなる材料:
醤油・風味の材料(カツオ節・さば節・煮干のエキス・昆布のエキス)・砂糖・塩・みりんなど
・作り方は約8分ほど茹で、つゆに薄めずからめる

【特徴】
・甘みがある
・しょうゆベースで風味のあるつゆを使用
確認したところ、一致する商品はありませんでした。

しかし、下記の調味料と麺製品が味や特徴がかぶるものです。

・伊勢鳥羽志摩特産横丁 ​​伊勢うどん4食
・フンドーキン あまくておいしいつゆ

実はSNS上には伊勢うどんと甘ったれうどんの味が似ているという意見がありました。
伊勢うどん、または伊勢うどんに近い味を再現できるものを類似品として順に説明していきます。

伊勢鳥羽志摩特産横丁 ​​伊勢うどん4食

【概要】
・うどんは三重県産の小麦を使用
・うどんは手打ちの太麺
・つゆはたまり醤油を使用し、江戸時代からの味を再現
・つゆは砂糖・みりんが加わり甘みがあり、昆布エキス配合
・消費期限は3ヶ月
・作り方は沸騰したお湯で3分麺を茹で、つゆを薄めずにからめるだけ

つゆを薄めずに麺をからめる点も非常に似ています。
口コミをみると伊勢のご当地うどんのため、三重県出身の人が購入するケースがあります。
三重県になじみのある味の濃度のため、出身地により味の濃さが合わないという人もいました。
テレビ番組でも取りあげられたことのある商品です。
しかし、全体的な口コミとしては好評です。

フンドーキン あまくておいしいつゆ

【概要】
・主な原材料:しょうゆ・砂糖などの甘味料・かつお節エキス・かつお節など
・うどんだけでなく、煮物や和え物などの調味料として使用する商品

うどん製品ではないですが、つゆをうどんにかけると伊勢うどんに似た味になるという声があります。
原材料も甘ったれうどんのつゆに似た点もあったため類似品といえるため、ご紹介しました。
あくまでもつゆの製品であるため、調理で幅広く使えます。

まとめ

甘ったれうどんの販売終了の理由と似た商品をご紹介いたしました。
いかがだったでしょうか。
販売終了となり、味わうことのできないうどんとなっています。
一時期は話題となり、入手困難となるほど注目が集まっていました。
懐かしむ声もあります。
しょうゆと甘さがからんだうどんは、なかなか味わえないものです。
今回ご紹介しました類似品が、甘ったれうどんの好きな方のご参考になれば幸いです。