ドレニゾンテープが販売中止の理由はなぜ?変わりの類似品はある?

炎症を伴う湿疹や傷跡、繰り返す痒みはとても辛いものです。

そんな時にはステロイド剤を上手に使い対策していくと良いでしょう。

ドレニゾンテープは、世界で初めてハップ剤を開発した帝國製薬から発売されているステロイド配合のハップ剤です。

ドレニゾンテープの薬効分類は皮膚疾患用密封療法剤といって、患部に薬剤を貼り付けて治療する事ができます。

では、ドレニゾンテープはどこで購入する事ができるのでしょうか?

ここからは、ドレニゾンテープの販売状況や特徴と共に、ドレニゾンテープの類似品などを合わせてまとめていきたいと思います。

ドレニゾンテープが売ってないけど販売中止?理由は?

ドレニゾンテープは医療用医薬品といって、医師の処方箋が無ければ購入することが出来ない薬です。

その為、現在でも医療機関で処方されていますがドラッグストアや通販サイト等で購入することはできません。

しかし「ドレニゾンテープ」と検索すると通販で購入できるサイト等も見付かりました。
ただし、販売元や発送元が日本国内では無いものも多く在りますので、くれぐれもご注意下さい。

次に、ドレニゾンテープの特徴と処方される症状などをまとめていきます。

ドレニゾンテープの特徴

・ステロイド外用剤を粘着テープに含ませたハップ剤です。
・外観は薄いフィルム状で肌馴染みの良い色です。その為、顔などにも大きな違和感なく使用できます。
・有効成分はフルドロキシコルチドという名のステロイドが使用されています。
・フルドロキシコルチドには、抗炎症作用、皮膚の炎症、湿疹、かゆみ、痛み、赤みなどを和らげる働きがあります。
・ステロイドの強さは5段階中3番目でフルコートやベトネベート等のステロイド軟膏と同等です。

処方される症状と効果

・ドレニゾンテープが最も多く処方されているのは、ケロイドに発展してしまう傷跡に対してです。
・痒みを伴う湿疹に対しても、患部に貼付してしまうので掻き壊しのリスクを減らすことができます。
・手術後の傷跡を保護し、肌繊維細胞の増殖を抑えて傷跡が盛り上がるのを防ぎます。
・抗炎症作用があるので帝王切開後の傷の手当にも用いられます。

ドレニゾンテープは傷や痒みを伴う皮膚トラブルに幅広く対応するハップ剤なんですね。

効果の高いステロイドが配合され患部を密閉して治療するため、患部の状態には常に気を付けなければなりません。

その為、医師の診断が必要になってくるので取り扱いには注意が必要な薬なんですね。

ドレニゾンテープの口コミ評判を調査

ドレニゾンテープは医師の診断の元に処方される薬ですが、口コミにはどのような意見があるのか見ていきたいと思います。

・帝王切開の跡が盛り上がってきたので処方してもらったらミミズ腫れがひいてくれた。
・1年程貼り続けて帝王切開の跡が殆んど分からなくなった。
・傷跡治療に処方され赤みと痒みが治まりました。
・傷跡が触ると痛くなったので皮膚科に行ったら処方された。

口コミの中でも特に多かったのは、手術後や怪我の後に傷跡がケロイド状になりドレニゾンテープを処方された方です。
使用期間は長くても1年程で傷跡が目立たなくなったと言う方が大変多くいらっしゃいました。

特に悪い口コミ等は無く、傷跡以外には膠原病などに伴う皮膚疾患や乾癬の治療に処方され、痒みの軽減に役立っている等の口コミも多数見られました。

ドレニゾンテープの類似品を紹介!

医薬品と同等のステロイドが配合され、抗炎症作用のあるハップ剤で市販されている商品は見付かりませんでした。

そこで、ドレニゾンテープを処方される際の症状毎に分けて類似品を探していきたいと思います。

ドレニゾンテープが処方される症状には2つの特徴があります。

・手術の傷は塞がっているが傷跡がケロイド状に盛り上がってきた
・痒みを伴う湿疹等の皮膚トラブル

Easy Anywhere/ケロイド テープ 傷あとケア用シリコンジェルシート

傷跡のケロイド化を防止、改善するシートです。

ケロイド化しやすい体質もありますが、多くの場合まだ薄い皮膚に刺激が加わる事が原因でケロイド化してしまいます。

抗炎症作用は含まれていませんが、傷跡を密閉し肌に密着することで余分な負荷を減らし、再生途中の皮膚を柔らかく保ちます。

バンドエイド /キズパワーパッド ジャンボサイズ

傷が塞がる前に保護することで、皮膚の再生を早め傷跡が残らないようにします。

傷は乾燥してしまうと再生するのに時間がかかってしまい、結果ケロイド化等を引き起こす原因になります。

フルコート/第2類医薬品フルコートf

ドレニゾンテープと同じ段階の強さを持つステロイドが配合されています。

掻き壊してしまっても使用することができるので、痒みを伴う傷にも安心して使えます。

フルコートを塗布した部分をラップで覆い密封することで、ドレニゾンテープと同じく密閉療法が可能です。

まとめ

最近ではOCT薬品の種類も増え、以前は処方箋がなければ購入できなかった薬も薬局で買えるようになりましたね。

しかし、患部の経過観察をしながら処方してもらわなければならない薬品はまだまだ沢山あり、ドレニゾンテープもそのうちの一つでした。

皮膚トラブルは日常に起こる事ですが、自己判断でケアして1週間から2週間しても改善しない場合は、迷わず医療機関を受診することをお勧めします。