イタドリに似ている雑草は何がある?見分け方や違いを解説!

シャキシャキ食感と酸味がクセになる!
春になると、タケノコのようにぐんぐん成長する「イタドリ」をご存知ですか?
古くから薬草や料理などに使用され、重宝されてきました。

「イタドリ料理が美味しかったから、また食べたいなあ。」
「調理したいけど、これは本当にイタドリかしら?」

と思っているあなた!
「イタドリ」を、自分で採取できるようにまとめました。

・イタドリに似ている雑草は何がある?
・イタドリに似ている雑草の見分け方や違いは?

自分で採取して、あの食感と味を楽しみましょう!

まず、植物に関するホームページやSNSなどから情報を確認していきます。

イタドリについて

まず、イタドリから紹介します。

・美味しい時期のイタドリはこれ!

春になると竹の子のごとく生えはじめます。
若いイタドリは葉がまだ少なく、葉や茎に紅色があり、柔らかくポンッと楽に取れます。

・こちら→「 東邦大学薬学部付属薬用植物園 」様のサイトに新芽や花、茎の写真がありました。参考にさせてもらいましょう!
『 https://www.lab2.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/mihon/itadori.html 』

 

イタドリに似ている雑草は何がある?

イタドリは繁殖力が強く、亜種や近縁種の種類が数多く存在します。
そのため、イタドリに似ている雑草はたくさんあります
では、イタドリとイタドリに似た雑草の写真が掲載されているSNSや公的サイトを確認してみましょう!

1.ベニイタドリ(別名をメイゲツソウ・イタドリの亜種)

・紅色したきれいな花ですね〜!

しかし花が咲くころのイタドリは、硬くなっているので食用としては困難です。

2.オオイタドリ(イタドリの近縁種)

・見た目はイタドリと変わりないけど、大きいですね。食べごたえありそう!

これはオオイタドリの変種ケイタドリらしいですが、葉っぱに毛が生えていることからこの名前になったとか・・・。

3.ミヤマイタドリ(ウラジロタデの変種)

・イタドリの小花と似ていますね。

4.「スカンポ(別名スイバ)」イタドリではない方の雑草。

「スカンポ」には、同名で異種の雑草が二つあります

・一つ目は、イタドリのこと。地域によってイタドリを「スカンポ」と呼ぶ。
・二つ目は、スイバのこと。イタドリとは違う雑草。

ここでは、二つ目の「スカンポ(別名スイバ)」を取り上げます。

スカンポ(別名スイバ)の写真は、こちら↓
https://www.city.noda.chiba.jp/shisei/1016739/1016740/kusakoho/kusazukan/1015479.html 』

スカンポ(別名スイバ)は異種の雑草ですが、同じタデ科なので

・食べられる
・酸っぱい
・小花密集
・タデ科

などイタドリと似ている点が多いです。

1〜4の雑草のようにイタドリに似ているものは、多く存在します。
あなたが、見たことのある雑草はありましたか?

イタドリに似ている雑草の見分け方や違いは?

イタドリに似ている雑草には、それぞれ特徴があります
日本での分布域や外見の特徴をとらえると、見分けやすいですね。

さっきの写真を踏まえ、雑草の特徴を簡単にまとめたので見ていきましょう。

① イタドリ(タデ科)

・外見:花は白色。若いイタドリは細いタケノコのような外見で、葉や茎に紅色があり、葉がまだ少ない。成長すると背が伸び、葉が増え、茎が硬く頑丈になる。
・分布:北海道から奄美諸島の道端や土手など。
・草丈:30〜150cm。
・食用:可。シュウ酸が多いので食べ過ぎは注意。

↓イタドリの炒め物が美味しそう!

② ベニイタドリ(別名:メイゲツソウ・タデ科)

・外見:花は紅色、イタドリとの違い。
・分布:北海道から本州中部の亜高山帯から高山帯。
・草丈:30〜150cmになる。
・食用:可。シュウ酸が多いので食べ過ぎは注意。

③ オオイタドリ(タデ科)

・外見:葉の裏側がやや白っぽい。
・分布:北海道や東北など。
・草丈:イタドリより大きい。300cm以上伸びることもあり。
・食用:可。シュウ酸が多いので食べ過ぎは注意。

④ スカンポ(別名:スイバ・タデ科)

※イタドリをスカンポと呼ぶ地域がありますが、ここで取り上げるスカンポは、イタドリとは別の植物なので区別してください。

・外見:イタドリと比べると、茎が明らかに細い。
・分布:北海道から九州。
・草丈:30〜150cm。
・食用:可。シュウ酸が多いので食べ過ぎは注意。

⑤ ミヤマイタドリ(別名:オンタデ/イワタデ・タデ科・ウラジロタデの変種。)

・外見:葉が短毛でおおわれるがウラジロタデより少ない。成長すると毛が落ちる。
・分布:本州中部以北の亜高山帯から高山帯の岩礫地。
・草丈:30〜100cm。
・食用:不明。※ウィキペディアによると“秋田県レッドリストの絶滅危惧種の指定”。

①〜⑤の雑草は、すべて「タデ科」に属するものでした。
親戚ですから特徴に似ていますね。
そして「イタドリ」と「スカンポ(別名スイバ)」は、道端や土手でも生息している身近な植物です。
親近感をもって目を向け、そっと観察してみましょう。

まとめ

みなさん、いかがですか?

・イタドリに似ている雑草は何がある?
・イタドリに似ている雑草の見分け方や違いは?

についてまとめました。
イタドリに似た雑草はたくさん存在しましたね。

今回話題にした雑草は、同じタデ科でどことなく似ていますが、分布域や外見の特徴が分かれば見分けられます。

「百聞は一見に如かず」!

春になったら、あなたの目で観察してみませんか?

そして「これがイタドリだ!」と分かったら、ぜひイタドリの味を楽しんでください。