コンセプト酵素クリーナーは販売終了で理由は?代替品を紹介!

コンセプト酵素クリーナーとは、AMO Japan(エイエムオー・ジャパン)が2001年6月19日から販売していたソフトコンタクトレンズ用のタンパク質除去剤のことです。

コンタクトにたんぱく質がついてしまうとコンタクトが曇ってしまい見えづらくなったり、目に細菌がついてしまったりすることもあります。

ワンデーのソフトコンタクトレンズであれば捨てればいいだけですが、2weekや1monthなど長期で使うコンタクトレンズに関してはしっかりしたお手入れが大事になっていきます。

コンセプト酵素クリーナーは、ソフトコンタクトレンズ用のレンズについた、たんぱく質の汚れをとるためのケア用品なのですが、2021年3月に生産終了してしまいました。

利用者の中にはこの商品しか使えない!という方もいらっしゃる中、なぜ販売終了してしまったのでしょうか?

そこで今回は、なぜ販売を終了してしまったのかという理由や、通販などで販売があるかどうかなどを調べていきましたので是非ご覧ください。

コンセプト酵素クリーナーが売ってない?製造終了の理由は?

コンタクトレンズについた、たんぱく質を除去する製品である「コンセプト酵素クリーナー」。
一箱に10錠入っています。

こちらの商品は「コンセプトワンステップ」や「コンセプトクイック」専用のたんぱく除去剤です。コンセプト酵素クリーナーはこの二つの商品を使用中に一緒に使うことができる商品となっていて、コンタクトレンズを中和や消毒している際、一緒にたんぱく質も除去できてしまうのです。

この使い勝手の良さに多くの方に愛用されていたのですが、2021年3月に販売終了となってしまいました。

実は他社のメーカーで販売されていたコンタクトケア用品もこの頃製造中止になっているのです。

製造メーカーが同じであったことが原因のようですが、製造終了となった原因などはメーカーのホームページにも書かれていませんでした。

製造メーカーでは後継となるのものは販売されておらず、今までコンセプト酵素クリーナーを利用していた方々は「次からどれを使ったらいいんだろう・・・」と悩まれている方が多いようですね。

コンセプトワンステップのみでも除菌効果はあるようですが、それだけではタンパク質は除去できないため視界が曇ってしまうという方もいらっしゃいました。

そこで次ではコンセプト酵素クリーナーに代わる商品を紹介していこうと思います。

コンセプト酵素クリーナーの代替品(類似品)を紹介!

ここからはコンセプト酵素クリーナーの代替品について紹介していきます。
液体のものや錠剤のものなどを紹介していきます。

リバイタレンズ(AMO アキュビュー※アキュビューは見た目が異なります)

この商品はコンセプト酵素クリーナーを販売していた、同じメーカーが出している商品になります。

こちらの商品は全てのソフトコンタクトレンズに使用でき、洗浄、すすぎ、消毒、保存までできるのにゴロゴロする原因となるタンパク質除去や、曇りの原因となる脂質の汚れも取ることができます。

「ポロキサミン」という非イオン性界面活性剤がこの二つの汚れをとってくれるようです。

またうるおい成分も入っているので、長時間快適にコンタクトレンズを使用することができます。

一つの洗浄液でタンパク質も脂質も取ることができますし、洗浄液につけた後の洗浄も必要ないので、専用ケースは必要ですが、コンセプト酵素クリーナーを使用していた方々は移行しやすいかもしれませんね。

クリアデューハイドロワンステップ(オフテクス)

こちらの商品はコンセプトワンステップと似ており、錠剤が入っています。

内容物としては、溶解用とすすぎ用液、消毒用と中和用の錠剤、専用レンズケースが一緒に入っています。

専用ケースにコンタクトを入れ、そのケースをさらに大きめのケースに入れます。そして大きめのケースに錠剤と液を入れると、はじめはポピドンヨードによる消毒がはじまり、一緒に入れた錠剤が解けてくるとポピドンヨードを中和していきます。

その様子は色の変化で見ることができるので、見ているのも楽しいかもしれません。
中和が終わると酵素による消毒が始まります。

消毒前後のすすぎ洗いやすすぎはひつようですが、錠剤による消毒に慣れている方や、酵素が良いという方はこちらが良いかもしれませんね。

こちらの商品は他のものに比べるとお値段は高いですが、すすぎ液も一緒に入っていますので、2種類買うのがめんどくさい!という方にも良いかもしれませんね。

ハイドロワン(ロート)

こちらもソフトコンタクト用の消毒液で、こすり洗い、すすぎ、消毒、保存が一本でできます。

タンパク質、脂質汚れも取ることができ、ヒアルロン酸Naが入っているのでうるおい成分も入っているので、乾燥が気になる方もよいですね。

そしてこちらの商品の一番の特徴としては、洗浄液のキャップのつばの部分に洗浄ケースをひっくり返してつけることができるので、ほこりが入りづらくレンズケースを清潔に乾燥させることができます。

保存まで一本でできますが、MPS(マルチ・パーパス・ソリューションズ)という、こすり洗いや、ケースを清潔に保つことが必須なので、取扱説明書をよく読んでその通りに行っていく必要があります。

また、レンズとの相性もあるようですね。

コンセプト酵素クリーナーの口コミ評判は?

長年の愛用者も多かったコンセプト酵素クリーナー。実際のところこちらの商品の評判はどうだったのでしょうか?実際に通販サイトの口コミ投稿や、Twitter等から商品に関する口コミなどを調べてみましたので一緒に見ていきましょう。

良い口コミ

コンセプトワンステップでの日頃のケアだけでは殺菌はしてくれるものの、たんぱく質除去は弱めなので週一で使っています。

洗浄力もいい。

コンセプト酵素クリーナーを使った後は視界がクリアになります。

錠剤を入れるだけなので使うのが楽

使い勝手が良かったのでなくなるのが残念。

レンズも少し厚みのあるものや特殊なレンズを使っている場合、他社のものはレンズケースが小さく、レンズを破損させてしまうので使う気にならない。

通販サイトでの口コミを見てみると、コンセプト酵素クリーナーの特徴としては、中和や消毒の間に一緒にタンパク質除去もできるというお手軽さがあります。

使用感に関しては、使い方が簡単なのにスッキリ汚れが取れているので満足しているというコメントも多く書きこまれていました。

また、使用することで目の疲れ方が違う、ずっと使っているが使いやすいためこれ以外は使わない等、長く使用されている方が多くいらっしゃる印象を受けました。

タンパク質除去の実力も満足の行く方が多くいらっしゃる中、付属しているケースにも人気の理由があるようですね。

厚みのあるレンズや、特殊なレンズを使用している方は、一般的なケースの場合、サイズが足りずレンズをケースに挟んでしまい破損させてしまうという方もいらっしゃいました。

現在では店頭での販売はほとんどされておらず、ネット等であれば取り扱いがある店舗はあるようですが、生産を終了してしまっている以上、こちらも時間の問題ですね。

悪い口コミ

週一で使用していて定期的に購入しています。数セットまとめて買えたらいいのに・・・。

コンセプト酵素クリーナーは単独で使用することができず、別売りの、コンタクトケースとコンセプトワンステップ消毒液、コンセプトすすぎ液もしくは市販のソフトコンタクト用保存液の3種類が必要なのです。

また、それぞれの商品のパッケージが似ていることから、間違えて必要のない液を買ってしまった!という方や、通販ではそれぞれに送料がかかってしまうので、セットで売ってほしい。といった声も見られました。

こういった声が聞かれるということはそれだけ愛用者がいるということですので、それだけ人気のある商品なのだということがわかりますね。

まとめ

ここまでコンセプト酵素クリーナーがどのような商品なのか、どうして生産終了してしまったのか、そしてその代替品はあるのかどうかまで調べていきました。

生産終了の詳しい理由はわかりませんでしたが、長期間の愛用者が多くいらっしゃる商品で、しかも後継となるものの販売がなかったため、突然の生産終了に次からどれを使えばいいのだろう。という方も多くいらっしゃいました。

通販での販売も多少はありましたが、製造終了している以上、いつなくなるかはわからない状況で、価格も徐々に上がってきているようです。

愛用していた商品が突然無くなってしまうのはとても残念ですよね。

そんな方々のために、おすすめの代替品も紹介させていただきました。

ですが、使用しているレンズによっては合わないという場合もありますので、自分の使っているコンタクトレンズにはどれが良いのかわからないという方は、眼科や薬剤師の方に聞いてみるとよいかもしれません。

大切な目のためにしっかりとコンタクトケアしていきましょう!