トップバリュラガービールが販売終了の理由はなぜ?代わりの類似品を紹介

プライベートブランドの商品が数多く販売されるなか、質の高い商品は注目を集めるようになりました。
お酒もプライベートブランドの商品があり、愛飲されるものもあります。

イオンが発売していたトップバリュラガービール(正式名:トップバリュバーリアルラガービール)は低価格にもかかわらず、味が良いことから評判の製品でした。
しかし、トップバリュラガービールは販売終了となり購入することはできません。

人気にも関わらずなぜ販売終了になったか気になります。
また、似た味わいが楽しめる類似品があればファンにとっては嬉しいでしょう。
今回は、トップバリュラガービールの販売終了の理由と、類似品についてご紹介します。

トップバリュラガービールが販売終了の理由はなぜ?

調べたところ、販売終了となった理由は確認できませんでした。
イオンの公式ホームページ内にも明確な理由が記載されていません。
しかし、企業の歴史、とくにトップバリュの歴史を見ると下記の廃盤となった理由が推測できます。
・ブランドの変革
・韓国製造から国内メーカー製造へ
順に説明していきます。

ブランドの変革

ブランドの在り方がトップバリュラガービールの販売終了の原因の1つと考えられます。
プライベートブランドの低価格・高品質を保つために、トップバリュラガービールは若干適していない可能性があります。

トップバリュのプライベートブランドの歴史は長く、1974年のカップラーメン製品をきっかけに製造販売が始まりました。
「良い商品をより安く提供する」をコンセプトにし、物価が高くなる経済状況のなか、イオンは生活必需品を中心にプライベートブランド製品を世に出していきました。
時代がうつるなか、イオンは消費者のニーズを取り組みつつ質の高い製品を製造販売に取り組んでいます。

SNSや口コミの投稿から2018年頃まではあったようですが、同年の途中から店頭で見かけない、という声があります。

2018年にはトップバリュブランドは「トップバリュベストプライス」としてさらに低価格・高品質を求めるブランドとなりました。
2023年2月現在販売されているトップバリュの「べストプライス バーリアル」は1缶(350ml)税込85円です。
トップバリュラガービールは1缶(350ml)税込158円でした。
値段の桁が違い、ビール類を楽しむのであれば、安い価格を手に取る消費者も多いでしょう。

韓国製造から国内メーカー製造へ

製造先が変わったこと、また製造元を変えたため契約状況が変わり、トップバリュラガービールを生産終了させざるをえなかった可能性があります。
トップバリュラガービールは韓国で製造されていました。
2020年頃からトップバリュブランドのビール類は国内ビールメーカーにて製造されるようになります。
後述する口コミにもありますが、製造元が原因のせいか、消費者の味の好みが分かれてしまいました

トップバリュのビール類を国内ビールメーカーに変えた後、味が良質になったとの意見もSNS上でみられるほどです。
風土が違う国で作られたお酒の味が日本人全員に合う訳ではありません。
しかし、トップバリュは低価格・高品質を目指しています。

ビール類の品質を保つのはまさに「味」そのものです。
消費者の心を捉える味作りを目指すには、製造先などを変更する必要もあったと思われます。
製造先が変わったこと、また、製造元を変えたため契約状況が変わり、トップバリュラガービールを生産終了させざるをえなかった可能性があります。

トップバリュラガービールの口コミ評判を調査

トップバリュラガービールの概要は下記の通りでした。
【概要】

・原材料の特徴:
・イオンのトップバリュブランドの1つ
・ドイツ(ハラタウ地方)産のホップを100%使用
→世界の人気のビールを研究したうえで上記ホップを選択し活用
・普通の麦芽の他、黒麦芽をわずかに加えている
→コクと苦味の引き立つ仕上がり
・アルコール度数:5%
・製造は韓国
・値段:当時の税込158円/350mm
・発売開始年月:2011年8月

良い口コミ

・麦の味がしっかりしている
・値段の割にあじが濃い
・十分に冷やして飲むのに適している

1缶の値段に対し、麦の味や香りが濃いと好評の製品で、口コミの中には「暑い時期にぴったり」というものもありました。
濃厚な味わいを好む人にぴったりな製品といえます。

悪い口コミ

・日本国産ではないため、味が合わない

トップバリュラガービールは韓国の工場で製造していたようです。
しかし、トップバリュのビール製品は2020年頃からはキリンやサッポロなど国内メーカーで製造されています。

風土や文化が違う韓国でつくられれば、味も日本人好みになるとは限りません。

韓国での味わいが合わなかった人もいたと考えられます。

トップバリュラガービールに似てる類似品を紹介

トップバリュラガービールの特徴は下記の通りですが、似たビール類は販売されているのでしょうか。
【特徴】

・プライベートブランドまたは低価格のビール類・アルコール製品
・ホップにこだわり、麦の濃厚な味わいがある

調べたところ、下記が似た商品にあてはまります。
・サッポロ 麦とホップ Extra Rich
・キリン 本麒麟 長期低温熟成
順にご紹介していきます。

サッポロ 麦とホップ Extra Rich

【概要】

・主な原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦)・スピリッツ(大麦)
・製品の特徴
・強いコクを目指し、15年研究をかさね開発された製品
・ドイツ産アロマホップを一部使用
・選び抜かれた麦芽を使用
・第3のビール
・容量:350ml・500ml
・アルコール度数:5%
・製造は国内
・値段:税込139円/350mm※アマゾンでの価格(2023年2月調べ)

「飲み飽きない味わい」「値段がお手頃にもかかわらず、味が優れている」という口コミがありました。
ホップの品質を取り込み、長い期間研究され続けた製品です。
発売当初より値段があがったとの声もありましたが、1缶200円至らないので、お手頃といえます。
手頃な値段と味わいからトップバリュラガービールの類似品といえます。

キリン 本麒麟 長期低温熟成

【概要】

・主な原材料:発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・コーン・糖類)・ 大麦スピリッツ
・製品の特徴
・強いコクがありながら最後まで飲める味わいを目指した製品
・質の高いドイツ産ホップ「ヘルスブルッカーホップ」を使用
・キリンの他製品より約1.5倍の時間をかけ熟成
・2つの釜を使用し異なる麦汁をブレンドしコクとまろみのある味わいを出す
・第3のビール
・容量:350ml・500ml
・アルコール度数:6%
・製造は国内
・値段:税込149円/350mm※アマゾンでの価格(2023年2月調べ)

「お手頃な第3のビールに関わらずコクがあり美味しい」「喉ごしがよくコクがある」という口コミがありました。
旨みがありながらも、スッキリ飲める点で人気の商品です。
ホップもドイツ産のものを使用し、熟成など製法にこだわりがあります。
低価格ながら品質にこだわった点でトップバリュラガービールと類似するといえます。

まとめ

トップバリュラガービールの販売終了の理由と類似品についてご紹介しました。
イオンブランドのトップバリュの歴史にも触れ、消費者が納得する商品作りに今まで試行錯誤してきたイオンの様子がわかりました。
結果、トップバリュラガービールは販売終了となってしまいましたが、また、他のビール製品がトップバリュより販売されています。
トップバリュは、また新たな消費者のニーズにそった製品をうみだしていく可能性があります。
残念ながらトップバリュラガービールは口にすることはできませんが、今回ご紹介した製品の味をぜひ比較してみてください。