片頭痛の治療に用いるとされているのがゾーミッグです。
その効果は高く、多くの患者さんに使われている医薬品になります。
そんなゾーミッグが販売中止されているという噂が上がっているとのことです。
そこで今回は、
・ゾーミッグが売ってないけど販売中止?理由は?
・ゾーミッグの代替品や類似品を紹介
についてまとめました。
ゾーミッグの噂ですがどうやら真実であるようです。
ゾーミッグの特徴や販売中止の理由など、詳しくまとめましたので是非参考にしてみてください♪
ゾーミッグとは?特徴は?
ゾーミックは、一般名は「ゾルムトリプタン」といい、片頭痛の症状に効果がある錠剤として医療界で広く使用されている医薬品として沢井製薬から販売されている第一類医薬品になります。
2018年に沢井製薬がアストラゼネカから製造販売の継承がされました。
それ以前は、アストラゼネカが製造販売を行っていた医薬品で、多くの患者さんに処方されている薬になります。
そんな、ゾーミックにはどのような特徴があるのでしょうか。
詳しくみていきましょう♪
・脳内における血管収縮作用や抗炎症作用によって片頭痛の痛みを和らげる効果がある。
・ゾーミッグはトリプタン製剤というタイプの薬である。
・ゾーミッグRM錠は、水なしでも服用できる。
・ゾーミッグはトリプタン系のため、片頭痛中度〜重度の人に使用する。
・三叉神経終末のセロトニンHT1B受容体を刺激することで痛みを和らげる効果がある。
・トリプタン製剤を多く服用すると薬物乱用頭痛が発現する可能性があるため使用頻度に注意が必要な薬剤である。
・副作用として使用後30分以内に圧迫感や息苦しさが起こりやすいとされている。
・主な副作用として眠気、めまい、動悸、悪心、倦怠感などがある。
ゾーミッグには、様々な特徴があることが分かりました。
副作用はあるけれど片頭痛に直接働きかける効果があるため即効性もあるのですね。
ゾーミッグが売ってないけど販売中止?理由は?
片頭痛の治療には重要な医薬品であることがゾーミッグの特徴からもわかりました。
禁忌や副作用もありますが直接働きかけをするという効果があるので、片頭痛治療に多く使われています。
そんな、ゾーミックですが販売中止の噂があるとのことです。
そこで、詳しく調査したところ販売中止は一部事実であることが明らかになりました。
ゾーミッグは、確かに販売中止が2023年12月に発表されました。
ただし、ゾーミッグのすべてが販売中止になったわけではありません。
今回販売中止が発表されたのは、ゾーミッグRM錠2.5㎎になります。
ゾーミッグRM錠2.5㎎のBT120錠という種類が販売中止になり、在庫抹消次第終売となることがわかりました。
詳しい販売中止理由は、注文に対する安定供給ができなくなってしまったため安定供給体制構築と生産効率改善ためとのことです。
しかし、安心してください!!
販売継続商品としてゾーミッグRM錠2.5㎎のBT12錠はそのままあるとのことです。
包装個数の多いものが、今回販売中止になりましたが、商品そのものが販売中止になるわけではなく包装個数の少ないもののみでの販売を継続していくとのことなので、一安心ですね♪
ゾーミッグの代替品や類似品を紹介
販売中止の真実が一部の商品のみということが分かり、安堵している人もいるのではないでしょうか。
さて、ゾーミッグが今後も販売されることは分かりましたが、ゾーミッグのようないわゆるトリプタン製剤は他にもあるのでしょうか。
ここでも調査をしてみたところこのような医薬品が見つかりましたので紹介します。
イミグラン錠50
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/21/2160003F1022.html
グラクソスミスクライン株式会社から販売されている医薬品です。
トリプタン製剤であることが類似している医薬品です。
また、片頭痛に使用するところも類似しています。
スマトリプタンコハク酸塩錠が成分であるところが異なる点です。
マクサルト錠10㎎
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/21/2160006F1026.html
杏林製薬から販売されている医薬品です。
片頭痛を和らげる効果があることやトリプタン製剤であるところが類似している医薬品です。
また、先発薬であるところも類似しています。
リザトリプタン安息香酸塩錠を成分としているところが異なる点です。
レルパックス錠20㎎
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/21/2160005F1021.html
ヴィクトリア製薬から販売されている医薬品です。
先発薬であることや片頭痛に使用されることが類似している医薬品です。
また、トリプタン製剤であるところが類似しています。
エレトリプタン臭化水素酸塩錠が成分であるところが異なる点です。
ゾーミッグの類似品には、今回紹介した以外にも多くの種類が存在します!!
片頭痛薬といっても沢山の種類があるのですね。
まとめ
今回は、ゾーミッグについてまとめました。
内容は、以下になります。
・ゾーミッグの販売中止は一部事実である。
・ゾーミッグの類似品はいくつか存在する。
片頭痛に悩む人は多くいるので、ゾーミッグのような優れた医薬品があることは非常にありがたいことですね!!
今回は、すべてが販売中止になっていないこともわかったので使用している人たちにとってはホッとしたことでしょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。